2016年、私が夢中になった漫画ランキングです。
主に少女漫画ですが、一部少年漫画もあり。
1位から紹介していくスタイルです。
1位 天空の玉座
2016年、ダントツで天空の玉座が面白かったです。
この作品は架空の中国王朝を舞台にした歴史物です。
主人公 珊瑚は名家の姫君なんですが、その家を政治的に対立していた皇太后に滅ぼされ、一族皆殺しにされます。
幼かった珊瑚だけは兄の計らいで、家臣に託されて逃げ延び、庶民として育ちました。
しかし、12年たったある日、その兄から迎えが来て宮中に迎え入れられます。
兄、蓬莱は宦官となることで死刑を免れ、今や敵だった皇太后の側近になっていたのです。
その日を境に珊瑚も宮中の陰謀に巻き込まれてゆく…というお話です。
架空王朝の物語ですが、実際の出来事や文化をモデルに描かれています。
メインのモデルは清末で戊戌の政変や西太后&光緒帝あたりだと思いますが、お妃選びの試験は明代をモデルにしているなど、各時代をミックスしている模様。
4~5巻のクーデター編は涙なくして読めません。
ともかく面白いです。
そしてキャラクターが魅力的!
特に最高なのが主人公珊瑚のお兄さん、蓬莱。
美しく、腹黒く、おちゃらけているかと見せながらも、さすが皇太后の側近たるだけあるお兄さん。
お兄さんがばか騒ぎすると皇太后の人気があがるそうですが、私のテンションも爆上がりします。
また、壮麗なる建物やキャラクターの衣装、小物も一つ一つが美しい。
どっぷり世界観に浸ってしまいます。
1月、7巻が発売なので楽しみです。
一部書店で原画の展示もあるそうで見に行きたいなあ。
お兄さんと娘娘コンビは最凶。 |
2位 マギ
少年サンデーで連載中のバリバリの少年漫画。
最初は魔法使い アラジンと王の器を持つ少年 アリババの冒険物語ですが、後半は、国とは…人生とは…と、どんどん哲学的になっていきます。
正直、バトルには今一つのりきれないですが(もともとバトル系がそんなに好きじゃない)、物語のテーマやキャラクターたちの考えが素晴らしいなと思います。
私が一番好きなシーンはアリババと白龍の対決後、アラジンと白龍が話すシーンですね。
わかる…わかるよ白龍…。
作者の大高忍先生は33歳とのことですが、なんだかすごく納得しました。
なんていうか、アラサーともなると挫折っぽいことも一つや二つあって、誰しもこういう境地に至りますよね。
そして、その次に進む道を探すのだ。
あとモルジアナが好きです。
強くてかっこいいですよね。
わかる…わかるよモルジアナ…。
あと、練家のみなさんはみんな好きです。
面構えがいいですからね。
1月、32巻発売だそうで楽しみです。
ヤムがシャルに抱きしめられたのはシンドバットがルフを書き換えたからでしょ? |
3位 大奥
もう名シーンしかないですよね、この作品。
男女が逆転した世界で、女将軍と仕える男たちの物語。
篤姫も登場しましたし、終幕はもうすぐですね。
どの将軍の話も本当にそれぞれに素晴らしいんですが、私が毎回読んで毎回泣いてしまうシーンが一つあって、11代家斉とその御台所のエピソードです。
家斉のピンチに、錯乱してしまった御台所が乱入してきて、図らずも家斉は窮地から脱出する…というシーンなんですが、その後、家斉が御台所にかける言葉が優しく悲しいんですよね。
サイコパス治定のゴキブリ並み生命力。 |
4位 アンダーザローズ
19世紀イギリス、ロウランド伯爵邸で繰り広げられる愛憎物語。
伯爵の次男からセクハラ・パワハラ・モラハラのトリプルカウンターを喰らいつつ、彼を愛しだした家庭教師レイチェル。
くっつきそうでくっつかない二人の間にいつ愛がうまれるのだろうか。
未だ明らかになっていないレイチェルの過去が気になります。
無法地帯ロウランド。 |
5位 青空エール
映画になったタイミングで全巻読みました。
高校野球の応援をするため、吹奏楽の名門 白翔高校に入学した主人公 翼が転んでも転んでも転んでも転んでも転んでも起き上がって夢を叶えていく物語。
翼がまじでひたむきすぎて胸が苦しくなります。
3年時の合宿の夜のシーンとか、号泣してしまいました。
高校デビューや最新作 素敵な彼氏も読みましたが、河原和音先生の主人公どの子もみんなまっすぐで眩しいですね。
素敵な彼氏が読みたいあまり、最近、別冊マーガレット買ってます。
そしてアンケート葉書も書いている。 |
以上、私の2016年、夢中になった漫画ランキングでした。