来週、ちきりんさんの講演会行くので読み返してみました。
自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方 | ||||
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この本のメッセージは、生産性って大事だし、世の中も高生産性社会にシフトしてくし、みんなも生産性をあげようぜってことだと思います。
読んで思ったことをぽつぽつ書いてみます。
✔ ほんとに欲しいものはなんなのか?
生産性をあげるためには「自分が手に入れたいものはなんなのか?」を理解する必要があると、本の中で説かれています。
そうそう、これ意外にわからないものなんだよね、と思う。
大学生の頃、流行りのバックを買うかどうか悩んだことを思い出しました。
私が大学生の頃って、サマンサタバサがめっちゃ人気があったんですよ(今も人気なのか?)
私もめっちゃサマンサのバックが欲しかったんですけど、他にもかわいいと思っているバックがあって、それよりサマンサのほうが3万くらい高かった。
その時、なんでどっちも同じくらいいいと思ってるのに、3万も高いサマンサがほしいんだろ?とふと思ったんですよね。
答えは明確で、「サマンサのほうが皆に褒めてもらえるから」
(明確だけど、自分のなかでこの回答を認めるのには時間がかかった)
安いほうのバックを持って学校に行った場合、たぶん周りからのレスポンスはほとんどない。2~3人から、「あ、新しいバック?かわいいね~」ぐらいのことをさらっと言われる。
でもサマンサを持っていったら、ほぼ間違いなく10人は褒めちぎってくれる。
「え、それサマンサじゃん!めっちゃかわいいね!新作?高かったでしょ?いいな~私もほしいけど高くて…!」みたいな感じで。
つまり+3万払って私が欲しいものはサマンサのバックじゃなくて褒め言葉だったわけです。
ってことは、10人に褒めてもらうために3万余計に払うってるようなもので、それってつまり1人に3千円渡して褒めてもらってるようなもの…?
そして、その褒め言葉を1人からもらうために、私、時給千円のバイトを3時間しなくてはいけないってこと?そんな価値ある?
で、結果安いほうのバックを買ったんですが、意外と自分の欲しいものって本当にはよくわかってないってことがよくわかったんで、それ以来、自分にとっての価値はよく考えるようにしてます。
✔ わりと経済学
これは本じゃなくてツィッターでおっしゃっていたことなんですが。
ユニクロだけじゃなく、書店や福袋売ってるアパレル店、正月のセールをやってる様々な店で長蛇の列ができてる。並ぶ時間といつもより安くなってる額、このふたつで「その列に並ぶというバイトの時給」が計算できるわけですが、多くの人が正月からああいうバイトに殺到するのが私としてはすごく不思議
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2017年1月3日
合理的経済人としてはありえない選択です。
休みとってるのにわざわざ普段の時給より安い金額で働くとか絶対ヤダ。
機会費用を考えて行動しよう。
✔ 仕事について
どんな仕事をするかとか、どれくらい仕事をするか、みたいなことも生産性の概念で考える必要があるなと思いました。
私の時間を投資して、どれだけのものが得られますか?ってことは重要だなと。
得られるものは、給料以外にもキャリアとか満足感とかいろいろあると思いますが。
これに関しては、私、自分の人生ですごく反省していることがある。
前の部署が非常に最悪で人生の無駄遣いとしか思えない時間を2年半も過ごしてしまったこと。
死ぬときに健康状態20代で2年半寿命を延ばしてあげます、人生のロスタイムです、って言われたら、全財産はたいても買うと思う。
時間というリソースに対して無意識なのは罪。自分に対しての罪。
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶと言いますが、経験からすら学べなかったらもう私は一体なんなのか。
同じ失敗はすまいと心に誓った。
母さんに誓って、ガチです。
だって2年半って20代の時間のうちの4分の1だよ。 |