薔薇王の葬列 菅野文(著) 感想(8−10巻)

薔薇王の葬列、2018年9月現在10巻まででているわけですが、前回感想を書こうと思ったら、ランカスター家のエドワードへの愛が溢れすぎて長くなってしまったため、2回にわけることにしました。

今回は第2部の既刊10巻までの感想です。

前回のブログ↓

www.anastasia1997.tokyo

 

 1−7巻についてはともかくエドワードが最高なんですけど、8−10巻に関してはバッキンガム最高です。

あとエドワードの忘れ形見のエドワードもかわいいよね…。

あらすじ

1−7巻でランカスター家vsプランタジネット家☆王冠は誰の手に!?編をやってたわけですが、7巻でプランタジネット家が勝利したことにより、両家の戦争は一旦終結しました。

そして続く8巻からはリチャードの目指せ☆国王編が始まります。

今度の敵は肉親&王妃です。

外敵との戦いが終結すると内部の権力闘争が始まるわけです。

私としてはリチャードにはアンと和解してランカスター家のエドワード(以下、エドワード(ラ))の忘れ形見のエドワード(以下、エドワード(子))と心穏やかに仲良く暮らしてほしいのですが…。

感想

つらつらと思ったことを書いてみます。

バッキンガム最高

 バッキンガムかっこよすぎですね。エドワード(ラ)が退場して空いた私の心の穴を埋めてくれました。 

薔薇王の葬列 10 (プリンセスコミックス)

薔薇王の葬列 10 (プリンセスコミックス)

 

 ネットのレビューで10巻の表紙、ドヤ顔すぎって意見がめっちゃありましたが、ドヤ顔も素敵だよ、バッキンガム!

バッキンガムは初登場時〜7巻ぐらいまで、子供・少年感がありましたが、2部ではばっちり大人の男性になってますね。

10巻頃で、29歳ぐらいなのかな?アラサーですね。

リチャードは2つ上なので31歳かな。

 

10巻でついにリチャードの秘密がバッキンガムにばれ、2人は契約をかわすのですが、そのシーンが誠に官能的。

リチャードに絡みつくバッキンガムはさながらイブを唆す蛇といった様相です。

ヘンリーにもエドワード(ラ)にもできなかったことを、やってのけるがバッキンガムなのか〜。

 

この物語(時代)の中では、神は絶対であり、リチャードは存在は罪であり悪魔なわけです。

存在自体が世界から否定されている。

だから、リチャードは常に本来の自分を隠し続けて、エドワード(ラ)は最後までその秘密にふれることができなかったわけです。

そして、ヘンリーはその秘密を告白されたけど、超敬虔なクリスチャンの上に錯乱しちゃってるから、全く受け入れられず。

ヘンリーの前で秘密を告白して愛を乞うリチャードは、愛を乞うと同時に自分の罪=存在を赦してほしいと乞っているようにみえました。

ヘンリーはそれを徹底否定ですが。

バッキンガムがリチャードの秘密に触れ、それを共有したというのは罪の共有なのかなと思います。

自分の背負う罪の赦しを求めようとして否定されたリチャードにとって、罪を共有できる相手がみつかったのはリチャードにとって、せめてもの幸せな展開なのだろうか。

44話以降、ずっと隠していた左目も露わにするようになったのはリチャードの気持ちの変化を表してるんでしょうな。

 

ちなみに、髪で目を隠そうとする小さい頃のリチャードが健気でかわいい。

この子が長じて後、こんな運命を送るなんて不憫でならない。

それはさておき、バッキンガムとのイチャラブ展開は本当に私の望みであり、エドワード(ラ)の時全く見れなかった分、もっとずっとやってほしいです。

こちらのブログの最後の一文にまるっと同意。

cappella.exblog.jp

アンとエドワード(子)

 この2人には幸せになってほしい。というか、リチャードと3人で幸せになってほしい。

でも、まあ主人公がリチャード3世でアンがアン・ネヴィルでエドワード(子)がその2人の息子という時点でそれは叶わぬ望みなのでしょうか。

 

歴史物を読む時、史実で悲劇が起きることがわかりきってる場合、常に読者はいつその瞬間がくるのか身構えてるんだと思います。

ベルばらを読めば、いつかこの子は処刑されるんだ思い、タイタニックをみれば、この船はもうすぐ沈むんだと思う。

でも、いつかその瞬間を迎えることをわかっていても、幸せなこの時が少しでも長く続くように祈ってしまうんですよね。

リチャードとアンとエドワード(子)も少しでも幸せな瞬間が多くあるようにと願わずにいられないです。

 

特にアンについては、本当のことは何一つ知らないまま、すれ違いによって辛い思いをしてるので、一刻も早く気持ちのわだかまりを解消してほしいです。

残された時間はもうあまり多くないと思うので…。

また、エドワード(子)は素直にお父様に甘えて仲良く過ごしてほしいですね。

あなたのパパもお父様のこと大好きだったんだよ〜。あ、じい様も…。

実はヘンリーの孫でもあると思うと不思議。 

まとめ

 ともかく、リチャードがあまりに不憫なので残された時間、ちょっとでも幸せであってほしいです。

もう、最後、「赤の王とタタラは今ここで死んだ!」展開でもいいです。(ありえない)

ていうか、実はエドワード(ラ)が生きてて記憶を失って殺し屋になってたりしない?

18歳くらいから急に父親似になっちゃったんだよね?(ありえない)

 

薔薇王の葬列 9 (プリンセスコミックス)

薔薇王の葬列 9 (プリンセスコミックス)