あまりにはまって、日本語版4巻の続きを英語版で読み始めました。
たぶん日本語版4巻のすぐ続きが英語版6巻なのだと思われる。
読み進めながらちょこっとづつ感想を書いていきたいと思います。
英語版6巻93章
ついに仙楽組が花城の正体に気づいた〜!
これ、神像が謝憐であることに最初に気づくのが慕情であることとその理由が最高すぎる。
慕情だけが花城の本尊をみて珊瑚の耳飾りに気づくという!
神像が謝憐であることに顔を見ずともわかるという!
なぜなら、太子殿下の衣装を管理するのはずっと彼の仕事で、彼が太子殿下のために洗い、彼が太子殿下ために手入れしてきたから⋯
なんかこう、謝憐本人は自分のものなのに珊瑚のことも衣装も全然気づかなくて、慕情はよく覚えているというのが切ない。
英語版だと、i washed for you, i mended for youとfor youを重ねていて、そこに慕情の思いが感じ取れるような気がする。
それにしても謝憐、本当に愛されていますね。
神像は花城と戚容がせっせと作ってくれ、在りし日の姿も衣装も花城と慕情が本人よりもよく覚えていて⋯
最近、戚容の出番が少なくてさみしい。あの語彙力が冴え渡る悪態を聞きたいなあ⋯
私の一番好きな戚容の悪態はDOG HUA CHENG, DOG F**KED XIE LIENです。こんな語呂がいい上に文字に起こすのも憚られるような最悪な悪態があるか!?
94章
謝憐の過去編開始。
この章を読み終える頃にはグズグズに泣いていた⋯
あまりに殿下がかわいそうで、そして鬼火があまりに健気で。
いろんなことがありすぎる章だった。
太子贖罪像(この時はまだこの名前はなかっただろうけど)を初めて目にした時の謝憐の気持ちを思うとあまりにつらい。
そして風信も慕情の気持ちも⋯
さらに慕情がこれからもずっとこういう事はあるし、それに慣れなきゃいけないって言うセリフ、こんなことを言わなきゃいけないってどういう気持ちだろうね。
No One Mourns the Wickedが脳内に流れてきた⋯
エルファバの像を燃やすのはやめて!
まさにこれからどんどん酷いことが起こっていくだろうことは、ネタバレを浴びてなんとなく知っているんだけど、私もあまりにショックです。
会社休みたい。
そして慕情は謝憐の元を去ってしまう。
風信と慕情ってニコイチなイメージだけど、こうしてみてると立場や考え方に明確な違いがあるんだなと思う。
800年後も仲悪いのも納得かも。
昔の慕情は穏やかだったみたいな記述がどっかであった気がするけど、過去編では本当に太子殿下に対して弁えた振る舞いをしていて、800年後とかなり違う感じがする。
昨日、アニメのシーズン2を観ていたんだけど、煽るし喧嘩するし太子殿下が禁足言い渡されると嬉しそうだし、喜怒哀楽がすごい顔に出る人になってるような⋯
そういえば別れる時の「born to be the center of the world, the justice of the Mortal Realm」って、800年後に扶揺が言ってたヤツかな??
どうでもよすぎるが、あのタイミングで去ったのなら、慕情は謝憐の料理を食べたことないのかな?
そして謝憐と鬼火の出会い。
すでに鬼火になってることがすごく悲しいよ、私は。
いつどんな思いで君はこの世を去ったんだ⋯
愛する人を守りたい、愛する人の負担になりたくないから守ってることも言わない、愛する人は自分のことを覚えてさえいないかも。
自分はあなたの心からの信徒。
けしてあなたを忘れない。
死してなお残る強い気持ちに、ただただ涙。
96章、97章
比較的短い章だったのでこの2章はまとめて。
どんどん追い込まれる謝憐たちがつらい章。
でも96章では謝憐大道芸人デビューの回で後の姿を想起させるのでちょっとおもしろいですね。
紅鏡、大事にしてたんだな〜。
後に風信が買い戻したというのも、風信はどういう思いで買い戻していたんだろ。
きっと貴重な品だからではなくて、太子殿下が大事にしていた品だからだと思うんだけど⋯
そんなみんなが大事にしていた紅鏡、後年、血雨探花によってバキバキにされると思うとこれまたちょっとおもしろいですね。
慕情がいなくなって、国主と王妃の身の回りのお世話をする人がいなくなってしまって⋯というあたり、慕情、日中は労働して稼いで、夜は洗濯や帳簿付けをしてくれてたのかなと思うと本当にありがたい人だったんだなと⋯
でも辞めるときは引き継ぎはしたほうがいいと思うよ⋯
追い剥ぎをしようとしてできなくて、さらにそれをかつての仲間たちにみられるってあまりにつらい展開。
ていうか、お前ら、わかりますよ!と言ってないで、天官パワーで助けてくれよ!
ここに風師さんが居たら、追い剥ぎは良くない!と断罪しつつも、でもその姿はどうしたんだ?なにか困っているのか?って絶対言ってくれてっから!
でも、殿下が去りしあとのborn to be the center of the world, the justice of the Mortal Realmこと風師さんはまだ生まれてないからね⋯
どうせ上天庭で言いふらすに決まってるんだ、あんな奴ら⋯
裴茗助けてくれ⋯
98章
土地をめぐって33人の神官とバトル勃発。
こんな慕情の再登場のさせ方があるか〜〜〜(泣)(泣)(泣)
母の世話があると去っていった慕情が実は中天庭に戻っていて、自分を追い出そうとしている人たちと一緒になって追い詰めてくるなんて⋯
You know I'm not lyingという謝憐の訴えに慕情が応えないところで泣いてしまいました。
33人がどうだろうと、慕情が謝憐を助けない、信じると言ってくれないということがあまりにつらい。
慕情、こんな時でも言葉少なで淡々と最低限のことしか言わないんですね。
800年後、本人の目の前で「お前は廃り者と一緒にいたくなかったんだろ!」とかギャンギャン喚いてる人とほんとに同一人物⋯?
一方の鬼火はこんな時でも健気。
神官にかかれば、絶でもないただの鬼火なんて一捻りだろうに、懸命に殿下を助けようとする。
ここでの殿下と慕情のやりとりをみていたのなら、後年、慕情に冷たいのも致し方ないかな⋯
99章
謝憐が隠れ家に帰ると慕情と鉢合わせ。
慕情…間の悪いやつ…
ゴンギツネみたいにさっと品物だけ置いてさっと帰っていれば⋯
この流れで風信に追い剥ぎ未遂の件が知られてしまうところでまた泣いちゃいました。
これは謝憐もかわいそうだし、慕情もかわいそうだなと…
慕情はこの件について、当然、風信も知っていると思ってたんですよね。
謝憐は少なくとも風信には相談してやってると。
でもなにも知らない風信に気づいて、“You...You didn't...?”と口にする。
これ以上、謝憐を追い詰めないで、とも思うし、そこまで謝憐が追い詰められていることに慕情もすごい衝撃を受けたんだと思うし⋯
この真面目で不器用な男が800年後、煽りの神みたいになることだけがわかんないです。
風信がお金が必要、と言い出したこの頃、きっと剣蘭お嬢さんと出会ってたんでしょうかね。
富豪の娘だったお嬢さんは没落し、太子の側近で点将された神官は大道芸人になり、お互いに自分の自由はない生活。
この後の剣蘭お嬢さんの人生を思うとあまりに悲惨だと思う。
腹を裂かれて子供を取り上げられ、たぶんそのまま彼女自身も亡くなったんだよね。
風信は知らなかったとはいえ、800年後に剣蘭に結構ひどい態度をとるじゃないですか。
剣の材料にしようとか何言っちゃってるの???っていうのはわりとあります。
この先の展開で、なんらかの決着がつくのだろうか。
100章
衆生を助けたいと言っていた謝憐が民たちによって殺され続けるお話⋯
ちょっとつらすぎる。
大道芸人は立派でしたね。
群衆心理にも病気への恐れにも負けず、やらないといったことはやらないんだと。
追い剥ぎの被害者がここにいるのも偶然じゃないよね。
やはり罪に手を染めたというのはとてつもなく重いんだなと思う。
でもそれを盾に人の命を奪おうとすることを正当化する流れをつくるのは、それは⋯
Help me という謝憐の叫びも辛かった。
誰が彼を助けられるのだろう。
人なら神が助けてくれるかもしれないし、普通の神官なら天界が助けてくれるのかもしれないけど、天帝に追放され、神官たちに爪弾きにされた彼を誰が。
これが行われたのが太子殿というのもまた苦しい。
かつて謝憐が祀られていた場所で、祀っていた人たちが彼を踏みにじる。
この記憶を永遠に忘れることなどできないと思う。
謝憐と同じくらいつらいのは鬼火ですね。
花城にとって最もつらいのは愛する者が陵辱されているのになにもできないこと、とかつて言っていたけど、この光景をただ見るていることしかできなかったことに由来しているんだろう。
凌辱、という言葉はすごく強い言葉で一体何があったんだろと思わせる言葉だったと思うけど、これはまさに凌辱、魂の凌辱だと思う。
他の方の感想で、謝憐を守れないことが許せない、その怒りで花城は鬼になったと書いてあるのを見かけたんだけど、本当にそうだなと思う。
花城の根底には守りたかったのに守れなかったということが深く刻まれていて、その果てしない絶望がこれから800年続いていくのか⋯
101章
解放された謝憐に白綾と剣を渡すの残酷すぎじゃないですか!?
自分を拘束していた布と自分を殺すのに使い続けられた剣⋯
でもそれを持って帰る謝憐⋯
つらい、つらい⋯
戻って風信に殴られる謝憐。
でも風信も悪くない。
風信からすればもしかしてどこかで死んでるんじゃないかと思ってたと思う。
つらかっただろう⋯
でも謝憐だって本当に本当につらい。
彼の中の大事なものや信じていたことがすべて粉々に崩れてしまって、もう立ち上がることもできないくらいのことだと思う。
郎千秋に信じていたことがなんの意味もないことと思い知らせたくなかったと言っていたのは自分がそれであまりにも苦しんだからなのだろうと思った。
でも800年後の彼はきっとすでにそこから立ち上がっていて、自分にできることが小さくても自信が全然なかったとしも立ち向かう人になってるんだよね。
なにがあったのだよ⋯
最終的に風信が出ていってしまう。
もしかしてこれが3度めの飛昇前、最後だったのかな。
そして両親も⋯
若邪誕生がこんな流れとは思わないじゃん(涙)(涙)(涙)
アニメの1話で南風も扶揺も若邪のこと知らなかったもんね(涙)(涙)(涙)
なんか、風信も慕情も謝憐になにがあったのか、どれほどのことが起こってそれを抱えて生きてきたのか、本当には知らないのかもしれない。
でもそれは謝憐も同じかな。
風信と剣蘭のことも、きっといろいろあったであろう慕情のことも謝憐は知らないかもしれないもんね。
国主と母后も自分たちの代で国を滅ぼして、多くの民が死んだことの責任はきっと強く感じていたと思う。
そんな中、生き延びて、息子が強盗まで働いて自分たちを養おうとするってどれだけつらかっただろう。
みんながみんな自分には抱えきれない苦しみを抱えて生きていたんだ⋯
102章
仇敵、郎英との再会シーン。
勝ったはずの郎英のあまりの虚しさですよ⋯
謝憐が人面疫かと尋ねた時に、“They're not disease”と答えるところで、彼にとっては人面疫であっても家族なんだと思うと⋯
そのまま息絶える郎英が幸せに見えるという謝憐もまたあまりに悲しい。
苦しみの終わり、家族とともに死ねる幸せ。
謝憐が持ちえないもの。
どういう苦しみの与え方なの(涙)(涙)(涙)
翡茗、助けてくれ⋯
103章、104章
謝憐ーーーーー!!!
この物語は人の良心の物語なのかもしれない⋯
謝憐が最も後悔している2度目の飛昇の真実がこういうことだったとは⋯
謝憐が守ろうとした国の人達が謝憐を刺し、謝憐が滅ぼそうとした人達が彼を救う。
大げさでないほんの僅かな温かさが彼を救い、それが民の心を動かし、民自身を救ったのだ⋯
謝憐が1日でだめなら一ヶ月、それでだめなら二ヶ月、お前のようなクズにはわかるまい!と白無相に立ち向かう場面、一花一剣が聴こえてきましたよ⋯(幻聴)
そして全てを肩代わりして消えた無名。
最後の彼の信徒。
ただ謝憐ために生きて消えていった無名。
この罪を背負って生きていくために謝憐は2度目の追放を受けたわけだけど、これきっと花城は知らないんだよね⋯
ちょっとちょっとちょっと、それって風師土師とゲームしてた時、それぞれ知らずにお互いのこと話してたってことですか!?!
最も後悔していること(謝憐)→2度目の飛昇→人面疫をばらまこうとするも思いとどまり、自分が受けるはずだった報いを自分の最後の信徒が肩代わりして消えていったこと
最もつらいこと(花城)→愛している者が踏みにじられ凌辱されているのになにもできないこと→謝憐が傷つけられているのにただ見ていることしかできなかったこと
なんか一瞬、なんてロマンチックと思ったんですが、書きだしてみたらあまりに辛かった⋯
ふと時系列が気になったのだけど、鎏金宴の真相を話す時、アニメでは「あの時は2度目の追放から程なく、心は乱れ」みたいなことを言ってたけど、2度目の追放から程なくはなくない?
鎏金宴の真相をごまかすためにその場で適当にそれっぽいことを言ったから辻褄があってないのだろうか?
それとも、朗英の次か次の次が朗千秋のパパぐらいの感じなのかな?
それだとまあ、神の時間軸では程なくと言ってもいいのかも。
なんか慕情が仙楽の魂を浄化(?)して飛昇したというの、ちょっと嬉しかったな。
袂をわかった後も、仙楽国のために生きたんだなと思って⋯(まだ生きてますが⋯)
