It's a rumor in St. Petersburg

アラサーOLです。主にまんがの感想を書こうと思っています。

マギは大人向けの物語 【マギ34巻】 感想

 

 

 

 最近、エネルギーがたりなくてレビュー書く気持ちになれなかったんですけど、今日きっかけがあって「これは書かねばなるまい!」と気持ちがたぎりました。きっかけとなったのはこのブログ。

 

 

あれ、これってマギのテーマじゃない!?感想を書かねば…!

 

34巻の展開

・みんなルフに還る会、圧勝

・モルジアナとアリババのナイスカップルぶりに胸キュンしすぎて胸が苦しい

・僕らはみんな死んでいる

・大乱闘聖宮決戦はじまるよ!

レビュー

✔  みんなルフに還る会、圧勝

 ここは特に感想ないです。みんな、シンドバットの考えに影響されちゃってるんですよね。どさくさに紛れてシャルルカンがヤムライハを抱きしめてますけど、これもこれもシンドバットの願望によるものですよね?

✔  モルジアナとアリババのナイスカップルぶりに胸キュンしすぎて胸が苦しい

 モルジアナからアリババへの告白シーン、最高です。

 ナイスカップルぶりも素晴らしいんだけど、同時にモルジアナの成長ぶりがみれるところもいいです。号泣してしまいました。

 感情っていろんなことを経験したりいろんな人と出会って初めて生まれるものですよね。自分がどういう人間なのか、何が好きで何をしたら幸せなのか、またその逆なのか。それって経験してみて初めてわかる。奴隷の頃はひたすら虐げられていたモルジアナ。解放されてみてもしたいこともわからなかった。そんな彼女がアリババやアラジンとともに過ごす中で自分を知っていった。よくぞここまで成長してくれた…。幸せになってモルジアナ…!という気持ちで胸がいっぱいになりました。最初はモルジアナって全然表情がなかったよね。

 

 巻末おまけもよかったです。自分のしたいことと、自分に非常に身近な人のやりたいことって混同しがちなんですよね。私自身、20代前半ぐらいまでの若い頃って、相手に全部合わせたいとか相手の役に立つことが幸せとかなりがちだったんだけど、でもそれって相手に決定を丸投げしてただけだったなと今は思っています。自分がどうしたいのかは自分で決める。その上で違う意見をもつ相手とどう付き合っていくかってことが大事なのだなと。そして自分で決めるためには自分がどんな人間なのか自分で知る必要があると。モルジアナのシーンは全部つながっていると思います。

 

 

 

✔  僕らはみんな死んでいる

 ちきりんさんのブログのメッセージとつながっていると思ったのは白龍&ジュダルとともに聖宮に乗り込むシーン。ちなみに、32巻の感想で触れた「アリババとの対決後アラジンと白龍が話すシーンに匹敵する名シーン」というのもここ。

マギには基本的に自分と他人の切り分けが強くメッセージとして打ち出されていると思います。以前のレビューでも書きましたが、34巻では強く発信されているなあと。上で触れたのモルジアナのシーンもその一つですし。

 違う背景と違う思考をもった人間たちが集まって惹かれ合ったり憎しみ合ったり。その上でどうやって物事(国であったり会社であったり家庭や人生であったり)を前に進めていくのか。その土台は自分の意思決定であり、かかわる他人の意思決定であるわけです。その二つは近い時もあるけど基本的に全く別のもの。じゃあどうやって、その溝を埋めていくのか、それとも決別するのか。

 この自分と他人の違いって割と大人にならないとわからないものな気がします。それこそ、私自身、思春期ぐらいまでは自分と他人の違いは判らなかったし。そういう意味ではかなり大人向けの漫画だなと思います。

 

 

 

✔  大乱闘聖宮決戦はじまるよ!

 ここも面白かったですね~。シンドバットおじさんとの対決の始まりです。先鋒ジュダル君。彼もいつの間にかトラウマを乗り越えてくれててよかったです。初期のいっちゃってる感じもわりと好きだったけどね。アリババと二人で旅してた頃も、わりとほんとに怖いくらいだったけどね。

 

まとめ

 言いたいことはだいたい書いちゃったんですけど、マギって本当に大人向けの話ですよね。かなり大人にならないとわからないメッセージが込められた物語だと思います。モルジアナの話とか白龍の言ってることとか、私が、もし10代でよんでたらわからなかったと思う。30代で読んでるとめっちゃおもしろいです。なんかふと、るろうに剣心思い出しました。