私たちはどうかしている 安藤なつみ(著)感想(1-7巻)(ネタバレあり)

 

私たちはどうかしている、読みました。

2018年11月現在既刊7巻、12月に8巻が出るそうです。

絶対買っちゃう!

秘密がちりばめられたドラマチックラブストーリーで、私のすっごい好きなタイプの話です。 

 

あらすじ

公式から抜粋するとこんな感じ。 

「幼いころに母が住み込みで働いていた老舗和菓子屋で出会った七桜(なお)と椿(つばき)。しかしある事件が起き、二人は離れ離れになる。15年が経ち、それぞれ和菓子職人として成長した二人は、思いもよらぬ場所で再会することになり!?」

be-love.jp

公式HPでは一話も無料でよめます。

 

七桜(ヒロイン)と椿(ヒーロー)は幼馴染なのですが、七桜の母が椿の父を殺すという衝撃的な事件が起き、離れ離れになります。七桜の母は殺人の犯人は自分ではないと主張していましたが、逮捕され、世間的には犯人扱いされたまま心労で裁判中に帰らぬ人となります。七桜は母を信じつつも、世間的には殺人犯の子としてつらい思いをしながら育ちます。そして、15年後のある日、ふとしたきっかけで椿と再開、結婚を申し込まれます。七桜は母の無実の罪を晴らすため、彼と愛情のない結婚をすることで、殺人の舞台となった椿の実家の和菓子屋・光月庵に乗り込むというお話です。

1-7巻までが第1部という位置づけで、七桜と椿が一度は愛し合い別れるまでが描かれています。あと過去の殺人の大まかな全容もわかります。 

感想

ドラマチックラブストーリー

ともかくお話がドラマチックです。

好き~~~!!こういうの好き~~~!!

殺人事件とそれにまつわる秘密、2代に及ぶラブストーリー、惹かれあい、お互いを愛しつつもすれ違う2人。

このお話って、七桜は椿さんに秘密を持っているということが根底にあるから、七桜は自分の気持ちを含め、本当のことを伝えらないというじれったさが常にあるんですよね。

巻を追うごとに、秘密という砂上に二人の関係が積みあがっていく。

どんなに二人が惹かれあっても、その秘密を話せば全てがひっくり返っちゃうという緊張感。

でも、物語である以上、必ず秘密が明らかになる瞬間があるはずで、それがいつなのか、そのとき二人はどうなるのか、というのが気になって7巻まで一気によんでしまいました。

(いや、秘密を墓まで持っていって、死ぬまで二人は仲良く暮らしました、みたいな物語もあるのかも知れないけど…)

 

第1部では一緒に暮らす中で惹かれあっていく二人が描かれていましたが、最後には離れ離れになってしまっていました。

話が3年後に飛び、どんな経緯があったかはまだわかりませんが、でも、これ絶対お互いがお互いを忘れたりしてないよね!?

うーん、3年後の二人はどんな関係なんだろ。七桜は椿さんをどう思ってるんだろうか。なんか七桜はめっちゃ光月庵を憎んでそうですけど…。

 

こんなドラマチックな展開は現実ではほぼないですが、一度はとても好きだった人とかとても近くにいた人とすれ違って、今はとても遠くにいるみたいなことは現実でもわりとある気がします。

そして時々、あの時の自分たちって何だったのかなとか思ったり。

時間がたったり環境が変ったりすると人って変わるので、昔、近くにいた人がいたとして、それはその時の私とその時のその人の距離が近かったのであって、今の私と今のその人とはそれぞれ別物なんだなと思う。

それが悲しい時もあるけど、そういうもんなんだと思うのです。

で、時間がたつごとにそんなことがあったことすら忘れていったり。

 でも、この話でそれはないよね。

読者としてはやっぱり愛しあっていた二人が一緒にいられないのは悲しい。

七桜が母を失って以来、辛い15年間を過ごしてきたように、椿も父を失ってから辛い苦渋に満ちた15年を送ってきました。

この二人は普通の二人ではなく、過去の15年間も、きっと未来においてもお互いがお互いの人生の鍵を握っている二人なのです。

このお話でこの二人の話に続きがないなんてありえないので、このままドラマチックに話を展開してほしいです。

すれ違いまくって、誤った選択を重ねまくって、ある時、すれ違いに気づくんだけど、もう身動きが取れなくなっていて、それでもやっぱりお互いを思う強い気持ちがあって、全てをふりきって気持ちを通わせる二人…というような展開がみたい。

七桜を思ってめちゃくちゃになっちゃう椿さんがみたいですね。 

椿さん最高。

やっぱり椿さん最高。この漫画のイケメン要素を全て一人で担っているといっても過言ではない。

かっこいい、めちゃくちゃかっこいい。

椿さんはクールでルックスもかっこよくて、経験値高めな感じです。

でも、七桜といると意外に七桜のほうが上手な感じしますね。

クールさを七桜に乱されてる感じがいいですわ~。

彼は一見余裕そうだけど、精神的には子供の頃から追い詰められ続けているので、実際はむしろいっぱいいっぱいなんでしょうね。恋愛の位置づけも低かったんだろうなと思います。

かなり不器用だよね。七桜を好きになって、ペース乱れた椿さんがセクシーです。

適度に大人だけど、不器用で、でもセクシー。いいですね。 

和風のテイストがかわいい

お話全体に織り込まれている和のテイストがきれいですね。舞台が金沢というのも新鮮。

コミックスの表紙はどれも椿の花と婚礼衣装なんですね。お話の中にでてくる、和菓子たちもかわいい。

作者の安藤先生のツィッターをみていると、いろんなお菓子の写真がアップされてて、和菓子ってきれいだな~と思います。

 

普段あまり和菓子を意識することがないけれど、注目したくなっちゃいます。

和菓子にかかわる由来のお話も、初めて知ることが多く面白いです。

作中にでてくる「落とし文」という名前のお菓子や意味も初めて知り、「へ~」と思いながら読みました。

あと、七桜が着ているお着物やつけている小物、髪飾りなんかもすごくかわいい。古臭さのない現代的な感覚でかわいい!きれい!と思える衣装です。

まとめ

12月に8巻でるそうなので、続きが楽しみです。

過去の事件も真相はまだわかっていないので…。

実は犯人椿さんだったらどうしよう。 

私たちはどうかしている(7) (BE LOVE KC)

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