It's a rumor in St. Petersburg

アラサー学生です。主にまんがの感想を書こうと思っています。

【感想】『忘却バッテリー』みかわ絵子(著)(1巻)

 

 たまたまジャンププラスで見かけて読み出しました。これは、これは、これは、これは、これは本当におもしろい!!!声をあげてゲラゲラ笑えるギャグのようなコメディーのような野球漫画でした。ジャンププラスからだと3話まで無料で読めます。アプリだけでなくブラウザからも読めるので、すぐ読めます。みんな今すぐ読んでほしい。本当におもしろいから。

 

shonenjumpplus.com

 

 

 

 

あらすじ

 主人公は山田太郎高校1年生。(物語スタート時点では中学3年生)中学時代まで、シニアで野球をやっていたものの、試合で同い年の天才バッテリー清峰葉流火(きよみねはるか)と要圭(かなめけい)と対戦し、才能の差に愕然として野球をやめる。野球との関わりを断つため、高校は野球部のない都立に進学。

 しかし、進学した先にはなぜか野球強豪校からスカウトをもらいまくっていたはずの葉流火と圭が同じく新1年生として入学していた。実は圭が記憶喪失になり、野球をすっかり忘れた結果、家から最も近くて女子がかわいいと噂の都立を選んだのだった。実は、この都立、太郎と同じく葉流火と圭に心折られ、二度と野球に関わらないと決めた2人の天才が進学していた。

 スーパーつよつよ1年生4人と山田太郎が出会い、野球強豪校からの推薦を蹴りまくって入った野球部のない都立の野球愛好会でもう一度野球を始めるのであった。

感想

10年ぶりに声を出して笑いました。

 もう1番の感想はともかく笑えるにつきます。こんなに漫画で笑ったのはいつぶりだろうか。大学生のとき、魔法陣グルグルを一気読みしたとき、10巻で死ぬほど笑ったんですよね。あれ以来とすると、10年に一度のまじで笑える漫画ですね。

 ちなみに友人にこの漫画を進めたところ、「忘却?私の頭の中の消しゴム的な?泣けちゃう感じ?苦手なんだけどそういうの」と言われました。そういうの全然心配しないでほしい。キャラはメインキャラクターが既刊1巻時点で5人ですが、圭ちゃんのボケと山ちゃんのツッコミが飛び抜けてます。

 

 

 

 このお話の実質的な主人公は圭ちゃんなんですけど、この人本当に頭が悪い。まじで頭が悪い。よく漫画の中で頭悪いキャラとして位置づけられてるキャラ(赤点とったり補修常連だったり)っていますが、読者から見るとそんなに頭悪い感じしないことってよくあります。でも、圭ちゃんは読者からみてもひくほど頭が悪いです。そこが本当にいい。過去には天才バッテリーの女房役・知将として名を馳せたていたらしいところとのギャップも良いですね。再び野球を始めたことを通じて、試合中など、過去の凛々しい姿を取り戻したりするのかと思いきや、まじで過去を思い出しません。試合中だけ、都合よく才能発揮したりしません。基本的に常にだらしない圭ちゃんのままです。そんで人当たりのいい山ちゃんに心の中でにつっこまれまくってます。まじで笑えますよ。

圭ちゃんがかわいい

 うーん、まじで普通のかわいい系男子でかわいくてたまらんなぁ…。ってかんじです。人に嫌われると、食が細くなって夜眠れなくなっちゃうらしいです。なんか、高校の頃のことを思い出すな。確かに私も高校生ぐらいの頃って人に嫌われたかもって思うと、すごい気になって「辛い…。ご飯食べたくない…」ってなっちゃってたかも。1年間同じクラスでやってかなきゃいけないから怖いんだよね〜。

 圭ちゃんのアカギになっちゃったり、昔の少女漫画になっちゃったり、スーパーサイヤ人になっちゃうところも好きですよ。他の5人だと、面倒見の良いチンピラ藤堂君も好きです。山田君も好きです。現在のチームの要は山田君だよね。

 

 

まとめ

 今のところ、なんで圭ちゃんが記憶を失ったのか謎です。チンピラ藤堂君が野球をやめた経緯は描かれていましたが、千早君の回もきっとあるんでしょうね。12月に2巻もでるそうなので楽しみにしています。表紙は圭ちゃん、バックは圭ちゃんのセクシーポイントと同じピンクだそうです。

 

 

忘却バッテリー 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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