2018年 面白かった漫画10選

 

2018年、おもしろかった漫画をピックアップしてみました。

特に今年出会ったものに限らず選んでいます。

記載の順番は特に意味はありません。

ランキングやりたいとも思ったのですが、面白い漫画ってそれぞれにそれぞれの良さがあって順位をつけがたいという事がよくわかりました。

No.1 Under the Rose 船戸明里(著)

 2016年の夢中になった漫画にも登場してますが、やっぱめっちゃ面白い。

19世紀後半の貴族の館で起こるラブ×ミステリー×ファミリー愛のお話です。

ラブとミステリーが鮮烈なので、そちらに意識がいってしまいがちですが、このお話の本質は、「家族とは何か」、「人と人は何によって繋がるのか」、なのだと思います。

あらゆる形の血縁でつながるロウランドの兄弟たちが、誰を家族とし、誰を家族としないのか。

家族の条件は血縁だけでないという物語でありつつ、血縁の呪いとも言えるほどの重さを感じる物語です。

あと、恋に落ちたサイコパスことウィリアム君とレイチェルの今後が気になる。

2人のいちゃラブシーンが早くみたいです。

 

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No.2 ヴィンランド・サガ  幸村誠(著)

これもずっと以前からフォローしている漫画なのですが、年末に一気に読み返したらこれまた本当に面白い。

北欧ヴァイキングのお話で2018年12月現在既刊21巻です。

この物語が問いかけているのは「人が生きていくのに必要なものはなにか」ということなのかなと思います。

物語の最初のうちは単なるバトルものだと思っていたのですが、物語のメッセージは実は対極のところにあることに12巻あたりで気がつきました(遅い)。

8〜14巻の農場編はとても好きです。

特に、客人に襲われて「死を怖がれ」と迫られたトルフィンが発した一言は胸がきゅーっとなりました。

生きていることが良いことであるという認識や明日に期待するという気持ちがなくては生きてはいけないのだと思います。

No.3 薔薇王の葬列 菅野文(著)

薔薇王の葬列 1 (プリンセスコミックス)

薔薇王の葬列 1 (プリンセスコミックス)

 

これは今年はまった作品です。今年すっごく好きになりました。

7巻を読んで一気に引き込まれました。

夢中になってブログもたくさん書いてしまった。

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シェークスピアのヘンリー6世とリチャード3世を原案とした物語です。

もうリチャードがかわいそうで、かわいそうで。

エドワードもかわいそうで、アンもかわいそうで、ケイツビーもかわいそうで。

同時期にアマゾンプライムアルスラーン戦記のアニメを観ていたんですが、同じ王子で両親に疎まれながら育って、かけがえのない忠臣もいるのにどうしてアルスラーンとリチャードはこんなに違うんだと考えてしまいました。

リチャードは神=世界の秩序に否定された存在だというのが大きすぎるんですよね。

世界も母親も最愛の人まで、あんなにもリチャードを否定しまくったら、リチャードはああやってしか生きていけないじゃないですか。

物語はこれから濃密に描かれると思うのですが、時間軸から考えると結末はもうすぐそこに迫っています。

それまでにリチャードに少しでも幸せを感じてもらいたいです。

そして、時々エドワードのことを思い出してほしい。

全く関係ないですが、私の誕生日、リチャードと同じ日です。ちょっと嬉しい。

 

 

No.4 天空の玉座  青木朋(著)

天空の玉座(11) (ボニータ・コミックス)

天空の玉座(11) (ボニータ・コミックス)

 

これもずっとフォローしていた作品です。

当ブログで最もアクセスの多いページもこの作品に関するページです。 

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最終巻11巻の発売は2019/1/16だそうです。Koboで予約しました。

このお話は本当に面白かった!そして、物語が本当にきれいにクローズします。

青木先生作品は前作の「三国志ジョーカー」も素晴らしい終わりかたです。

この物語を読んでいると、人生には絶対にここより前には引き返せないポイントというものがあるのだと思わされます。

あまりにも過酷な出来事が起こると人はそれ以前の自分とは別のものになってしまうのだと思います。

本当はその時に何を選択するかということが一番大事なのかもしれない。

だけど、それはその時、持っている現実的な選択肢だったり、側に誰がいてくれるかだったりに大きく左右されるものでもあります。

蓬莱が本当に引き返せなくなったのは宦官になった瞬間ではなかったんだと思います。

余談ですが、天空の玉座を好きになってから、掲載誌のミステリーボニータを毎号買っていたのですが、ミステリーボニータには毎号映画の試写会プレゼントがあるんですよ。そして、それがほぼ100%当選しまして、毎月試写会に行ってましたので、実質無料で読んでいました。

(もちろん、試写会当たらなかったとしても買ってましたよ!)

No.5 涙雨とセレナーデ 河内遥(著)

これは今年出会った作品です。

明治時代にタイムスリップしてしまった女子高生のお話です。

花の明治×ミステリー×ラブという感じで、ともかく孝章様かっこいーーー!!って感じです。

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このお話からは恋の煌めきみたいなものを感じます。

人を好きになるって、辛くて苦しいこともたくさんあるけど、かけがえのないことなんだよって感じがしますね。

最近、菊之進もかっこよくて好きです。スーツが似合う。

タイムスリップのからくり、本郷商会の実態、雛子の実家の思惑など、物語の随所に散りばめられた謎がどうなるのか、先の展開がとても楽しみです。

No.6 とりかえ・ばや  さいとうちほ(著)

とりかえ・ばや 13 (フラワーコミックスアルファ)
 

2018年完結でした。

flowersでいつも7seedsとりかえ・ばやを1番楽しみにしていましたが、ついに両方とも完結してしまった…。

このお話は古典のとりかえばや物語を原案としたお話で、古典の世界と少女漫画の世界が見事に融合した美しさの極致みたいな漫画です。

宮廷の女性陣の綺羅星のごとき美しさと男性陣の涼やかさ。

特に8巻の五節舞のシーンは息を飲むような美しさでした。

紙の本もいいけど電子書籍を大画面で見てほしいです。

桜の宴と秋の月夜など季節の美しさ、漫画なので音は聞こえないけれど笛の音もお話を盛り上げています。

とりかえ・ばやにでてくる女性ってみんな強くてかっこいいのもいいですね。

沙羅はいうに及ばずなのですが、五節の尚侍も東宮もみんな高貴な家のお姫様なのに、事件があると「臣下として主上をお守りするのだ!」「右大将を探し出すのだ!」って飛び出していくんですよ。

主上と沙羅の恋も、好きだ愛してるみたいな感じではなく、お慕い申し上げる、ご尊敬申し上げるって感じでこういう恋愛描写も素敵だなって思いました。

No.7 ヒストリエ 岩明均(著)

ヒストリエ(10) (アフタヌーンKC)

ヒストリエ(10) (アフタヌーンKC)

 

これもずっとフォローしている作品ですね。

すっごい面白いです。早く新刊でないかな。

このお話は古代マケドニアアレクサンドロス大王に仕えたエウメネスという人物の物語です。

この物語のキーとなるのは、「自由」と「居場所」なのかな。

主人公は並外れた能力を持ちながら、いつも本当に欲しいものは手に入らないんですよね。

当人の能力が高いために、すぐに周りに溶け込んだり、権力者に目をかけてもらったり、テンポラリーな居場所はすぐにつくることができる。

けれど、どの街でも国でも、その場所の社会制度には彼は組み込まれておらず、結局、カルディアでも、ボアの村でも、マケドニアでも彼が本当にしたいことや居たい場所にはいることができない。

周りが羨むようなものをたくさん手に入れるけど、それは彼が欲しいものではない。

でもだからこそ、彼は自由である。

物語は淡々と進むけど、言いようのない寂しさや所在無さみたいなものを感じさせます。

天才というのも辛いもんだね。

主人公の口癖は「いつかアテネに行きたいな!」でしたが、実は私もいつかアテネに行きたいと15年くらい思っていて、今年の初めに行ってきました。

高校時代、世界史の資料集でポセイドン神殿をみてからずっと行ってみたかったのです。

「憧れの都にこれてよかった」って感じです。


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酔っ払って地下鉄乗ったらスリにあったり、貴重な経験をしました。

No.8 かげきしょうじょ!!  斉木久美子(著)

かげきしょうじょ!! 6 (花とゆめCOMICS)

かげきしょうじょ!! 6 (花とゆめCOMICS)

 

漢字にすると過激少女!!じゃなくて歌劇少女!!です。

紅歌歌劇団付属の音楽学校に入学した少女たちの青春物語です。

紅歌歌劇団はいわずもがな、宝塚歌劇団をモチーフにしています。

主人公のさらさを中心とした少女たちが紅歌歌劇団を目指して切磋琢磨する姿は眩しいです。

ただ、みんなそれぞれに能力の違いやコンプレックス、事情を抱えており、それがなんとも言えず切ない気持ちになります。

それはどれもスポ根まんがのように個人の努力やメンバーの結束で乗り越えられるものではなく、受け入れたり諦めたりしなくてはならないものなのです。

トップスターですらそれを抱えている。

ただまあ、最初に選んだ道と違う道に進まざるを得なかったからといってそれが必ずしも不幸なわけではないですよね。

それをどう受け入れるかということなのかな。

私は星様の学生時代の話が好きです。

2019年はついにさらさの過去にせまるターンのようなので、先の展開が楽しみです。

余談ですが、このお話をよんでから宝塚に興味が出てきて、2018年宝塚観劇デビューしました。

 

 

No.9 天は赤い河のほとり 篠原千絵(著)

 2018年、天河が宝塚で上演されましたねー。

観に行きましたよ!音楽がすごくよくて、DVDも買っちゃいました。


宙組公演『天(そら)は赤い河のほとり』『シトラスの風-Sunrise-』初日舞台映像(ロング)

それを契機にまた天河よみなおしたら、やっぱりこの漫画は最高ですよ!

番外編も2話新作発表されて、本当に幸せ。

このお話には少女漫画のロマンチックさが凝縮されていますよね。

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小学校の時、リアルタイムで読んでいた頃は主人公があまり好きではなかったんですが、年々ユーリのかっこよさに惹かれていきます。

ユーリって謙虚すぎて彼女のハイスペックさに昔は気づくことができなかったんですよ。

本当にイシュタル様は眠れる獅子なんですよ。

エピソードの1つ1つが素晴らしいのはもちろん、なんていうか歴史の悠久さみたいなものを感じます。

ザナンザ王子やウルスラが抱えていた思いも、 カイルとユーリが作り上げた国も今はどこにもなく、遺跡が残っているだけ。(フィクションなんだけどさ)

何もかも、その人が死んで、その人を知る人も死んで、遺体も朽ち果てて、街も無くなって、国も滅んで、滅ぼした国も無くなって、そんな歴史の経過の中で、人が生きることや誰かと出会うことやその誰かを大切に思うことにどれ程の意味があるのだろうか。

意味があったとしても、なかったとしても、生きる中で感じる強い想いはどこに消えていってしまうのだろうか。

そんな気持ちにさせられます。

余談ですが、今年は篠原先生の原画展やサイン会もあり、どちらにも参加することができました。

「夢の雫、黄金の鳥籠」も大好きです。


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No.10 忘却バッテリー  みかわ絵子(著)

忘却バッテリー 2 (ジャンプコミックス)

忘却バッテリー 2 (ジャンプコミックス)

 

年末にであえたスーパーヒットならぬ、満塁ホームランなお話です。

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超超超笑えます。

まじで泣くほど笑えます。

記憶喪失でアホになっちゃた元智将キャッチャーと天才ピッチャーが普通の都立に入学しちゃうお話です。

2018年12月時点で既刊2巻なので、物語基本的な情報がまだ出揃っていないです。

なんで圭ちゃんは記憶を失ったの?そんでいきなり取り戻してるの?来週にはまた失うの?とか。

千早君はどうして野球やめちゃったの?とか。

はるかのお兄ちゃんは何者なの?とか。

あ、圭様に彼女がいなかった理由は説明されていないけどよくわかりました、これは作らなかったやつだね。

そんな時間があったら野球してたかったんだね。

ジャンプ+で隔週木曜日に更新されるのですが、本当に更新が待ち遠しい作品です。

個人的に球児たちのムッキムキの肩と背中がすごいセクシーで好きです。

 

以上、2018年に私がとてもおもしろいと思った漫画10選でした。

歴史物が多いですね。

あと、2017年以前から継続して読んでるものが多いです。

2019年は新しい作品でめっちゃおもしろい!ってものをもっと発掘していきたいです。