It's a rumor in St. Petersburg

アラサー学生です。主にまんがの感想を書こうと思っています。

【レポ】インスタライブ2020年6月 菅野文先生・クワナ海先生②

引き続き、2020年6月26日、『薔薇王の葬列』作者である菅野文先生とアシスタントのクワナ海先生のインスタライブのレポートです。

 

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菅:(コメントを読み上げて)白いのは女の子?
実はどっちでもないって(設定が)私の中であるんですね。

 

菅:(コメントを読み上げて)白いのは不老不死?
菅:白いのは不老不死かもしれないですね。

 確かに猪としては長生きすぎる… まともではない…

性別もどっちでもないし、どっちでもあるのかもしれない…

 

菅:(コメントを読み上げて)バッキンガムのモデルはバッキンガムですよ。本物のバッキンガム公。顔も肖像画を基にしております。見たことのある人はわかると思いますが… 前髪とか。
ク:そういう話、この間しましたね。歴史上の人物の肖像画を見て(菅野先生が)キャラクターもデザインしたという話をした気がします。
菅:(コメントをみて)顔も?って(笑)そうですよ、バッキンガムの眉毛の感じとか肖像画をもとにしているんですよ。(さらにコメントをみて)めっちゃ美化されてる、それはみんなそうです。でもこの間リチャード三世の肖像画に女性化するアプリを使ってみたら結構私の描いたリチャードににてました。あんまり遠くないかなって。

 

このツイートですね。確かに!面影ある!というか美人!

 


ク:肖像画と言えば、リチャードの新しいアクセサリーも肖像画でつけているやつで。
菅:一応、バッキンガムも紋章のものをもとにしてやったりしてるんですけど。


菅:クワナさんのアシストでうまく話が進みますね!私は思ったより緊張しているので、コメント読みっぱなしみたになってます。ちょっと飲まないとな… みんな飲んでますか?
菅:(クワナ先生に対して)そのグラスはかっこいいグラスですね。
ク:切子グラスですね。
菅:あの十字架のやつじゃないんだ。
ク:十字架のやつじゃないです(笑)

 

菅:酒を今飲んでいますよ…みんなも飲んでくださいね。リチャードっぽいおつまみにしてみましたよ。
ク:イチゴですか?
菅:いや…なんかアソートみたいなのに入ってた…ドライフルーツであることは確かですね。あとはブリーチーズ。最近気づいたんですけど、ワインのおつまみ梅が合うんですよ。梅干し。
ク:すっぱい?
菅:やや甘い方がいいかも知れないけど。
ク:それは意外ですね。
菅:みんななにを飲んでるのかな?普段クワナさんはなに飲んでますか?
ク:今日はワインがまずかったのでオレンジジュースで割って、若干濁った赤になっております。
菅:(コメントをみて)ハイボール飲んでる人多いですね。みんなチューハイとか飲んでる。
菅:(コメントをみて)すごい、ワイン農家の方がいる。すごい。いいですね。みんないろいろ飲んでる。みんなけっこう飲めるんだな。

 

菅:(コメントを読み上げて)リチャードはイチゴばっかり食べてるからお肌がきれいなんですか?
菅:イチゴたべるとお肌がきれいになるんですかね?
ク:ビタミンCが豊富ですよね、確か。
菅:なるほど、そういうことか。

 

菅:(コメントを読み上げて)『薔薇王』の時代は何歳からお酒がのめるんですか?
菅:結構子供の頃から飲んじゃってるみたいだけど、あんまり飲むのはよろしくないみたいなことが文献に書いてあったので推奨はされてないみたいですよ。ただ成人は早いから、成人というか大人になるのが。みんなすぐ働いてるし。
菅:(コメントをみて)そう、水の代わりに。
菅:(コメントをみて)リチャードの飲酒量すごいらしいですよ。記事になってましたよね。本物のリチャードの。

 

この記事のことかな… 一日3リットルって。


菅:(コメントを読み上げて)イチゴ意外の好きな食べ物…
菅:うーん、イチゴ以外のすきな食べ物…
菅:(コメントをみて)あ、そうなんですよ、リチャードの食べているイチゴは現代のイチゴとは違います。
ク:ちょっと違いますよね。キイチゴとかクランベリーに近いものを資料としてみています。
菅:(コメントをみて)『薔薇王』のキャラの好きな食べ物?好きな食べ物?だいたいみんな肉とかじゃないですか?貴族なので。当時の貴族はみんな肉が好きなので、それがステータスみたいな感じなので。
ク:お金持ちは肉を食うみたいな感じだったんですか?
菅:そうだと思いますね。リチャードがイチゴが好きなのはシェイクスピアの原案にイチゴを持ってきてッてイーリーにいうシーンがあって、それでそういう設定にしました。
ク:元ネタがあるという。
菅:あるものは使う、ないものは勝手に考えちゃってますけどね。
菅:(コメントをみて)肉にワイン(笑) 絶対おいしくないですよ、焼いた肉にワインかけるのは絶対おいしくない。
ク:担当さんが前に実際やってなかったですか?
菅:やってました。
ク:本当に仕事熱心だな、あの人はと思っています。
菅:担当さんはすごい仕事熱心でありがたいですよね。おもしろい人なんです。

 

 

 

 


菅:(コメントを読み上げて)資料は英文のものもありますか?

そうなんですよ、むしろ英文しかない時があるのでがんばって辞書を見ながら読んでいる時もあります。薔薇戦争は最近日本語の資料も出始めて嬉しいですけど。


菅:(コメントを読み上げて)取材旅行の話… 

すごいおもしろいこと一杯あるんですけどね。

 

菅:(コメントを読み上げて)リチャードは体から薔薇のにおいがする?
菅:そうらしいですよ?
ク:そうなんですか?それは史実?
菅:違います、私が勝手に(笑) 薔薇の水とかをしょっちゅう使ってたらするんじゃないかなと思ってそういう設定にしたんですよ。
菅:(コメントをみて)ローズウォーター、私も今使ってるのですがすごくいいですよ。たまにいただいたりもするので。使ってたらけっこう肌荒れが無くなって。これは個人の感想ですけど(笑)化粧水の代わりに使ってるんですけど。
菅:(コメントをみて)リチャードの香水前にでたんですよ。もう売ってないのかな?まだ売ってるかな?
ク:秋田書店のホームページをチェックかな?
菅:秋田書店で出してるんじゃないんですよ。なんかねいろんなとこで出してるの。秋田書店で出しているのと、TORICOさんで出しているのと、前に浅草橋で展示をやった場所で出しているのと三つあるので、ちょっと調べてみたらわかるかもですね。
ク:(コメントをみて)あ、売ってますとのことですね。
菅:まだ売っているそうですよ。ぜひ買ってあげて…
菅:(コメントをみて)グッズは一応サンプルをもらっています。
ク:行くとアクスタとかは飾ってありますね。
菅:アクスタ好きなので一杯飾ってしまいますね。

 

この時のものですね。トワレは受注生産と書いてあるけど、今でも手に入るのかな?


ク:(コメントを読み上げて)バッキンガムの香水もほしい。
菅:バッキンガムの香水ってどんなやつだろうね。みんなの香水どんなのだろう?バッキンガムはバブルっぽいやつ(笑)バブルの時はやった男性の香水みたいなイメージあります。
ク:どんなだ?
菅:今って男性の香水ってはやってるのかな?でもヘンリーはお花っぽい感じ。
ク:キャラクター香水ってよく出ますよね、他の作品でも。
菅:(コメントをみて)ケイツビー、ケイツビーわかんない。
ク:竹の香りとか。
菅:なんで和なんだろ。カフェでもなぜかお茶だったし。あれはテーマカラーが…
ク:アイスのイメージもケイツビーは抹茶って〇〇さんが。
菅:緑色がテーマカラーになってるので、そこに私が惑わされてるんですよ。あとちょっと武士っぽいからね、ケイツビー。
ク:そうですね、侍っぽい。黙って粛々と任務をこなす、静かな男。
菅:癒し系の香りでしょうね、森林のにおいとか。すぐバッキンガムのこと、バブルっていっちゃうんだよな。この間、セグウェイが生産中止になって、セグウェイに乗っているバッキンガムの絵を描いていたからすごい悲しかったな… 残念です。

 

セグウェイ、一時私もすごく欲しかったので残念です。日本では公道で使えないんですよね… 時代はキックボードかな…

 

 


菅:(コメントをみて)あ、白檀もいいかも。
菅:(コメントをみて)エドワードは薔薇。そうですね。エドワード王子のにおいってどんな感じだろう?
ク:色のイメージもありますけど、オレンジとか。
菅:グレープフルーツとか。
ク:若い感じというか。
菅:若いにおい。フレッシュなにおいですね、きっと。
ク:(コメントをみて)セグウェイバッキンガム社長。情報量が多い(笑)
菅:におい考えるのおもしろいですね。
ク:せっけんのにおいとかもかわいいですね。
菅:確かに。部活みたいなね。エドワードのイメージ(笑)それこそお兄ちゃんの方のエドワードだったら、なんかもう甘ったるい…
ク:男性フェロモンみたいな
菅:そうそう(笑)電車とかでいきがってる男の人からするにおいあるじゃないですか。
ク:いきがってる(笑)
菅:南国みたいな。あれっぽい気がする。
ク:我々日本人だから感じる、外国の男の人だ!って感じの香り。
菅:(コメントをみて)シャネルエゴイスト(笑)そんな感じ。色気ムンムンなキャラはエドワード兄上しかいないですよね。エドワード兄上が、私好きすぎて。あの人なんでもやってくれる。
ク:(コメントをみて)スパイシー系もいいかもしれない。

 

菅:(コメントを読み上げて)薔薇の季節ですが、薔薇は観に行かれましたか?
菅:薔薇は近所の公園にあるものを見ました。あと自分の家の薔薇の二番薔薇が今咲いていて、けっこういい感じに咲いたの嬉しいです。
ク:原稿の合間に園芸をしているのがちょうどいい気分転換と運動になって。
菅:そうなんですよ、意外と運動になるんですよ。土をほじくり返したり、鉢を運んだりしていると。
菅:(コメントをみて)ありがとうございます。薔薇を育てるの大変なんですよ、うまくいくとすっごく嬉しいんですよね。だからもう一鉢欲しくなってきて
菅:(コメントをみて)私も『薔薇王』描き始めてからこんなに薔薇が好きになって。前までこんなに植物好きじゃなかったんですけど。私、自分の漫画にすごく影響されるタイプで。オトメン描いている時はすごくかわいいのが好きになって。あんまりかわいいの好きじゃないんですけど。今はもう『薔薇王』描いてるからめちゃくちゃ薔薇が好きなって。
ク:毎月お仕事に行くたびに鉢植えが増えていくっていう。先月こんなものなかった!って(笑)
菅:そう、どんどん増えていくっていう。
ク:緑の家になっていく…
菅:今日もナスが取れてナス食べました。おいしかった。
ク:ナス?ついに家庭菜園まで。前は観葉植物というか、葉っぱがメインだったけど、どんどんお花が咲くものとか、ついに野菜に…
菅:そうなんですよね。 …コメントがおもしろいから読んじゃう。
ク:(コメントをみて)緑の館(笑)
菅:(コメントをみて)いいですよね、薔薇。でも庭って言っても私の家の庭はそんなに広くないのでめちゃくちゃいっぱいあるわけじゃないんですけどね。

菅:自分が植物に詳しくなってきて、薔薇とかをアシスタントさんに書いてもらってるんですけど薔薇はこういう咲き方しないから、生え方しないからって(笑)、だんだんすごい直すようになってきた(笑)
ク:「前はこんな直しなかったんだけどなー」とか言いながら(笑) リアルになっていくのはいいことなので、私も「勉強になるなー」って思って、「そっか~よく見たら薔薇ってこうだなー」って。適当に書くと菅野さんに「薔薇こうじゃない」って言われて、「手を抜いたのがばれた~」って(笑)
菅:観察してると絵って書けるようになると言うか、観察するのって大事ですよね。
人間もじっくり見てると上手くかけるようになるし、手を抜くと手抜きになっちゃいますよね。

 

 

続きます。次が最終回です。

香り談義ですが、個人的にエド王子ははじける三ツ矢サイダー感と部活の後のエイトフォーな感じがします。

 

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