2019年8月の初めに大英博物館で開催されているManga展に行ってきました。
よく見知った大英博物館の入り口にどどんとアシリパさんが現れたのにはなんだか込み上げるものがありました。
とはいえ、今回の展示は、Mangaという文化全般の紹介でMangaとはなに?というプレゼンテーションを受けているような空間でした。ポスターやリーフレットにはゴールデンカムイが前面に出ていましたが、実際の展示は特に特定の作家や作品を取り上げるものではなく、Mangaという文化を紹介するための具体例として作品や作家が取り上げられていました。普段はいちマンガファンとして作家さんや作品を見ているため、Mangaという文化全体の視点からマンガをみるのは新鮮でした。
感想とかいろいろ箇条書き
・マンガの歴史の紹介箇所で、マンガがだんだん男性向け・女性向け少に分岐していき、特に女性向けは1970年代、24年組と呼ばれる作家たちがパイオニアとなり、洗練されていった的な説明があり、その代表として萩尾望都先生が取り上げられていた。少女漫画オタクなので萩尾望都先生がどーんと取り上げられている展示では涙が出てしまった。
・出版社や編集者についても言及があった。マンガというビジネスの市場規模、それを支える出版社と編集者について。
・ファン活動についての紹介もあり。コミケやコスプレなど。ファンの活動もManngaという文化の一貫よね。
・JOJOの展示の前ではJOJO立ちで写真を撮っている人多数。
・実際のマンガを展示しているブースでは、本棚があってコミックが置いてあり、手にとって読めるようになっている。本棚前にたって立ち読みしいる人多数。マンガの実物の展示というよりブックオフの再現でしょ、これ。
・パンフレット、めちゃくちゃ厚くて重い。諸事情により3冊も買いました。
日本のアマゾンでも買えます。(公式ではなさそうだけど、定価29.9ポンド+送料と考えると高くはなさそう)

- 作者: Nicole Rousmaniere,Matsuba Ryoko
- 出版社/メーカー: Thames & Hudson
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・お土産売場はもはやグッズ売場。展示に登場していない作品のグッズも置かれていた。
・一番見ることができて嬉しかった原画。
近年、マンガ界隈ではいろいろ問題が取りざたされていますが、ファンだからそう思うのかもしれないですが、マンガというのは本当におもしろいコンテンツだと思います。世界中でもっともっと愛される素地があると思う。この文化のますますの隆盛を願ってやみません。
+α オタクがみる大英博物館
・ヴィンランド・サガっぽいヴァイキンググッズがたくさん展示されております。
・このブローチ、金色のマビノギオンでガウェインとかがよくつけてるやつ…。
大英博物館、ゆっくりみてまわれなかったんですけど、歴史物が好きなオタクには楽しいのかもしれないです。