ロンドンにシェイクスピアの時代の劇場を再現したグローブ座という劇場があります。
2019年の夏シーズンはこの劇場でヘンリー5世を上演しています。ヘンリー5世… 我らがヘンリーのお父さんのお話ですね。これは観たいよね…? と思い、8月上旬に見にいってきました。簡単に感想を書こうと思います。
感想とかいろいろ箇条書き
・劇場はテームズ川沿い劇場ないのカフェでお茶を飲むのも素敵です。
・レトロな劇場は座ってるだけで楽しい。一階のスタンディングの席はなんと5ポンド。安い!私が観にいった日はスタンディングの席は満席でした。夜の上演はだんだん日が沈んで行く感じも素敵です。みんな劇場内でビール飲んだり、スナック食べたりしています。『7人のシェイクスピア』みたいですね。
・開演時に客が口笛鳴らしたりします。役者登場時にすごい盛り上がる。
・英語はほぼ聞き取れませんでした。ヘンリー5世は一回日本語で観たことがあったのでなんとかついていける。
・けっこう登場人物が多いんだけど、役者は10人くらいで1人何役もやってる。みんな出ずっぱり。何役もやってることもあってか役に人種、身長、性別、年齢関係ない。背の高い中年の男性俳優がフランス王女の役をやっていたりする。衣装は簡単に変えるけど(マントを羽織ったり、スカートとズボンを変えたり)、メイクや髪型はほぼ変えない。いかに演じ分けるかという感じ。
・上演中、お客さんがすごい笑ってる。シェイクスピアって昔戯曲を読んだ時にはあまりおもしろいと思ったことがなかったんだけど、実際の上演では役者の演技や掛け合いがあるためおもしろい。戯曲は舞台のために書かれているんだなと実感。
・上演終了は23時ごろで、あたりは真っ暗。私の宿は大英博物館の近くだったんだけど、地下鉄も地下鉄までの道も人通りが多くあんまり危険な感じはしなかった。
グローブ座は天井が空いている半野外な劇場なので、冬は隣の劇場でやっぱりシェイクスピア劇をやるそう。そして、今年の冬の演目はなんと我らがリチャード3世!さあ今こそご尊号をもってお祝い申し上げよ!!イングランド国王リチャード三世王陛下!!国王陛下に神の祝福を!絶対絶対観に行きたい!!!