薔薇王の葬列 51話 プリンセス3月号 感想(ネタバレあり)

 

 

 2019年2月発売プリンセス掲載の51話について感想です。

 

 

 もうこの表紙だけでメロメロですよ。獰猛な目つきのリチャードとバッキンガムがたまらないです。エロがすぎるよ。そして内容も今号、すごかったです。

 

感想

リチャードとバッキンガム

 リチャードがバッキンガムをこんなにもかけがえのない相手と思うようになっていた、というのが本当に本当に…。本当に何と言っていいのかわかりません。リチャードが重荷を共有できる相手ができてよかった、悲劇が待っていることが分かっているから苦しい、少しでもお互いがお互いの救いであってほしい、とかいろんな思いが去就します。みんな、バッキンガムの支えでやっと生きてるリチャードを追い詰めるのはもうやめてくれ。リチャードのライフはもうマイナスなんだ。このまま何事もなくリチャードが王位について(王子は父の菩提を伴うために王位継承権を放棄して出家)、そのまま立派に国を治めて、アンと幸せな家庭を築いて、名君と言われて老衰で死にました、そして王の傍らには名宰相バッキンガムが常にいたのでした、リチャードの死後、エドワード(子)が次の王となってさらに国を発展させました、王家は繁栄をつづけ今日のイギリス王家です、みたいな全く盛り上がらないかもしれないけど、みんなが幸せになれるそんなエンドはだめですか。だめですね。

バッキンガムとヘンリー

 バッキンガムとヘンリーって対極なんだな~と思いました。今号で、バッキンガムが単なるビジネスパートナーからヘンリーの位置まで上がってきたような気がする。今回、バッキンガムの一言でリチャードは一瞬でも王冠を忘れるほどのショックを受けたわけです。リチャードはヘンリーを愛したときも王宮を捨てるって思ったわけで。リチャードを挟んで、神を選んだヘンリーと、リチャード神を捨ててリチャードを選んだバッキンガムは対極だなと思いました。

 でも、バッキンガムはリチャードの半身なわけだから、この場合、ヘンリーとリチャードが対極なのかな。神を重んじる人間と罪を背負った人間と。神の代理人たる国王と王位を狙う悪魔の身を持ったリチャードという対立構造なのかもしれない。

 

 

 

物語の緊張感が最高潮

 最高潮だけど、さらに記録的な大潮が来そうな予感はしている。リチャードもバッキンガムも明日をもしれないというか、一歩踏み外したら全てを失うというか。この先の悲劇が見えているような、今、この瞬間しかないような強い思いを感じました。なんだか、このツイート思い出しました。

 

 

 お互いを強く求めあい、命を燃やして生きている姿は悲しいけど美しいです。まさに薔薇の命を授かってしまった二人なのだなと思います。

 

次回

 次号は、久しぶりにアンとエドワード(子)が登場かな。楽しみです。みんなで狩りやるんでしょうかね。狩りといえばエリザベスが名手ですから、リチャードとバッキンガムにおかれましては油断せずに臨んでいただきたい。

 リチャードがグレイを殺さなければ、この最強の敵は二児の母として田舎で幸せな人生を送ったんだろうか。それとも、ランカスター派なら、結局どっかでグレイが殺されて同じ展開が待ってたのかな。ベスは母の愛情を受けずに育ったところはリチャードと似ているのかもしれない。

 

プリンセス 2019年 03 月号 [雑誌]

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